癒しのハーブティー

     クリスマスブレンド 

もうすぐクリスマスですね。
街路樹やビルを飾るクリスマスイルミネーションがとても綺麗です。
クリスマスのひとときを、おうちでも温かな気持ちで過ごしましょう。
今回は、クリスマスブレンドを作ってみます。身体がとても温まるブレンドハーブティーです。
ハチミツを加えると、ほのかに甘くて味も効果も上がります。
ジンジャー・シナモン・ジャーマンカモミール・ダンデライオン・オレンジピールを
ブレンドします。
ハーブをブレンドしてみましょう!
シングルハーブティーの中には、味があまりないものや、苦味や酸味が強いものなどがあります。
ブレンドすることで、味をまろやかにして飲みやすくすることができます。
ブレンドしても効果を消し合うことはありませんし、むしろ相乗作用で、より効果的なハーブティーを作ることもできます。
『美味しく飲んで、続けること』大事ですネ。


シングルハーブ
ハーブにはそれぞれ個性的な特徴があります。ひとつずつのハーブの魅力を知って、
色や香りを楽しんだり、 心と身体の健康に役立てましょう。


ジンジャー


<シナモン>
科名 クスノキ科  使用部位 樹皮の内側の皮
発汗作用を持ちますので、冷えからくる下痢、腹痛、関節炎、生理痛などに効果的です。
古代からシナモンは”愛をかきたて愛情を示すもの”と言われ、王侯貴族の間では最高の贈り物とされました。
中世のヨーロッパでは、ペストが大流行した時にも、シナモンやローズマリーを酢につけたものを身に付けた者は
感染しにくかったというエピソードが残っています。
ポルトガル人がかつてスリランカを領土にしたのも、シナモンを得るためだったと言われています。


<ジャーマンカモミール>
科名 キク科   使用部位 花部
消化促進作用、発汗作用、鎮痛作用、消炎作用、駆風作用、鎮静作用など、多くの効能を持ちます。
12月17日の誕生花で、花言葉は”逆境に負けない”です。
カモミールは、太陽のハーブと言われ、西洋では6月24日の聖ヨハネの日には落雷や強風から家を守るために、
戸口にカモミールの花輪を吊るす習慣があります。
イギリスでは、ハーブの花束を戴冠式に持っていく習慣があり、エリザベス2世が即位した時にはカモミールの花束を手にしていました。



<ダンデライオン>
科名 キク科   使用部位 根または葉
強肝作用、胆汁排出促進作用、緩下作用、強壮作用、利尿作用などの作用を持ちます。
寒い冬は運動不足になり老廃物が多くなりがちです。消化活動も低下する冬には最適のハーブです。
また、 肝臓を強壮し利尿を助けますので、体液や組織をきれいにしてくれます。
ぎざぎざした歯の形から、15世紀の医師がライオンの歯を連想して、その名がついたと言われています。



<オレンジピール>
科名 ミカン科   使用部位 果皮
消化促進作用、胃腸の働きを整える作用、催眠作用などを持ちます。
オレンジのほのかに甘い香りと爽やかな苦味は、どんなハーブとでも調和します。
中国漢方では陳皮といい、胃腸の不調に使われます。

シナモンとオレンジの香りはあたたかなクリスマスの夜を連想させます。



ハーブティーの美味しい入れ方
1. ティーポットとカップはあらかじめ温めておきましょう。
2. ティーカップ1杯(150〜180CC)に対してティースプーン山盛り1〜2杯のハーブをポットに入れます。
3. 沸騰から一呼吸おいたお湯(95℃前後)を静かに注ぎます。香りが逃げないように素早く蓋をしましょう。
4. 3〜5分蒸らします。(花や葉は3分、実や種は少し硬いので5分が飲み頃です)
5. 蒸し終えたら、すぐにハーブを取り上げて下さい。
(そのままにしておくと、苦味や渋味がでてしまいます)
6. 温めておいたカップに注いでお飲み下さい。

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